ウランバートル港C2岸壁

ウランバートルは内陸だろ!いい加減にしろ!という人はAISでその辺の船の船籍港を片っ端から調べろ

一年


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誰も見ないから放置してた

 

特にこれといって話したい話題があるわけでもないですが、突っ込んだタンカーの話でもしましょう。

 

例のタンカー「宝運丸」は、日之出海運が保有鶴見サンマリンが運行する白油タンカーです。

そうそう、一般市民ならいざしらずバカなマスコミが神戸で乗り上げたガット船をタンカーとか言ってましたが、タンカーとは油送船です。貨物船全般のことではありません。まずみんな船のこと知らなすぎるんや。

宝運丸の事故ですが、状況を見た限り「走錨」を起こしたと見て間違いないでしょう。走錨とは、錨泊していた船が流されることです。

ここで皆さん、錨というのはどうやって船を留めているか知ってますか?聞いた話だと錨を岩に引っかけたりして留めてると思ってる人もいるようです。

実際には岩場に錨泊なんてしません。錨地の選定としては最悪です。

こういうわけです。走錨って珍しいことじゃないんですよ。

「台風来るのに船乗ってるとかバカか?」という意見も見ましたが、逆です。岸壁に付けてると岸壁とぶつかって船体と岸壁を傷付けたりという危険があるので基本的に海が荒れるときは出港して沖に錨泊します。

台風や強風のときにAISで東京湾を見てみるといいでしょう。凄まじい数の船が錨泊しています。まああそこは普段からたくさんいますが…

宝運丸の船員に過失があったかは定かではありません。事故調査は始まったばかりです。外野がどうこう言うのはやめて調査結果を待ちましょう。

まあ1年以上かかるでしょうけど。

石廊崎でコンテナ船と米軍艦がぶつかった事故もまだ調査中なんですよ。事故調ほ時間がかかるのです。

 

ちなみに画像のアプリはMarine TrafficというAIS情報を表示するアプリです。500円の有料アプリですが面白いですよ。類似した無料アプリもありますし、web版は無料で見れます。船好きには必須アイテムです。Flightradar24の船版と言えば航空ファンの人はわかるでしょう。

 

ではこのへんで